東京・霞が関の経済産業省前で脱原発を訴えるデモを無許可で開き、指揮したとして、
警視庁公安部は東京都公安条例違反の現行犯で、70代とみられる男を逮捕した。
住所や職業、氏名などは黙秘している。

 逮捕容疑は、11日午後8時半ごろ、経産省前で、都公安委員会の許可を受けずに
デモを開催。先頭で「前に進んで」などと声をかけ、集団を指揮したとしている。

 経産省をめぐっては、東京電力福島第1原発事故を受け、平成23年9月、
反原発グループが敷地内に違法にテントを設置。反原発活動の拠点にしていたが、
国が立ち退きを求めた訴訟の判決が確定し、昨年8月、強制撤去された。

 ただ、市民グループはその後も経産省前で集会などを開催。この日も「原発を
おしまいに! 脱原発テントひろば7年目」などと題する集会を開き、約300人が
参加していたという。
http://www.sankei.com/affairs/news/170912/afr1709120017-n1.html