国頭村の奥地区で１０日、「ビーンクイクイ」と呼ばれる長老の男性を、おけに乗せて集落を練り歩く伝統行事が行われました。
「ビーンクイクイ」は、国頭村奥地区で五穀豊じょうと無病息災を願って、２年に１度旧盆明けの時期に行われている伝統行事です。
１０日は、はじめに女性たちが輪になって太鼓をたたきながら「ウシデーク」という踊りを披露したあと、ひげとかつらをつけた地区の８９歳の男性が、緑の葉に覆われたおけに乗りこみました。
そして地区の男たちがおけをみこしのように担ぎ、太鼓を打ち鳴らして「福よこいこい」という意味の「ビーンクイクイ、エイヤーサー」とかけ声をかけながら集落を練り歩きました。
見物客の１人は「このような行事があることに驚きました。年配の人を敬っている感じが良かったです」と話していました。
おけに乗った宮城安輝さんは「おけに乗ると気持ちが良かったです。カジマヤーや１００歳まで長生きしたいです」と笑顔で話していました。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20170911/5090000181.html
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