<韓国外相>元徴用工訴訟、最高裁判決を尊重
毎日新聞
9/11(月) 20:44配信

【ソウル大貫智子】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相は11日、外国メディアとの記者会見で、日本の植民地時代の
元徴用工が日本企業を相手取った訴訟について、「法治国家として判決を尊重しなければならないのは明らかだ」と述べ、
最高裁で日本企業への賠償を命じる確定判決が出た場合、尊重する考えを示した。

 一方、「状況を管理するためにどういうことが可能か、検討するだろう」と述べ、判決が日韓関係に及ぼす影響を考慮し、
政府として対応を検討する方針も明らかにした。

 元徴用工による訴訟は2012年、韓国最高裁が初めて個人請求権は消滅していないとの判断を示した。これを受け、
日本企業に賠償を命じる判決が相次ぎ、最高裁で現在、3件が係争中だ。

 賠償を命じる確定判決が出た場合、法的には日本企業の資産差し押さえが可能となり、日韓関係に与える影響が懸念されている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170911-00000074-mai-kr