いまだに尾を引く韓流偏向疑惑騒動

 そんなフジの凋落を語るうえで避けて通れないのが、2011年の韓流偏向疑惑騒動だろう。  
俳優の高岡蒼甫(現・奏輔)が同年7月、当時、フジでは韓国のTV局かと思うほど、韓国ネタの取り扱いが多いので観たくない、
観たいのは日本の伝統だ、という趣旨のツイートを発信した。
このツイートが大きな反響を呼び、同局への抗議デモや同局の番組スポンサー企業に対する不買運動にまで発展した。  
テレビ誌編集者はこう語る。  
「当時の対応のまずさもあり、あの騒動がいまだにフジテレビにとって大きな足かせになっていることは間違いないでしょう。
今もインターネット上を中心にフジを反日的な存在として扱う意見も数多く見受けられますからね」