地上波テレビに危険信号? ダウンタウンや明石家さんま(62)らが、ネット配信番組に次々と露出し始めている。そんな大物芸人たちの
テレビ離れの兆しが見える裏で、地上波のテレビ番組が制作費不足や番組規制に苦しみ、ジリ貧になっている。

近年注目されているネット番組。2017年も、その勢いは増すばかりだ。ダウンタウンの二人は、Amazonプライムに傾倒ぎみ。
松本人志(53)はお笑い番組『ドキュメンタル』に出演し、現在シーズン3まで配信されている。

浜田雅功(54)は今月5日、千原ジュニア(43)や勝俣州和(52)らと一緒にオリジナルバラエティシリーズ『戦闘車』(10月6日配信)に出演することを発表した。

極楽とんぼやロンドンブーツ1号2号ら中堅芸人も、ネット配信番組へ進出中。さらには大御所のビートたけし(70)も、
ネットマガジン『お笑いKGB』を展開中。ネット社会との融和を図っている。

ネット番組が台頭し、地上波に出演する優秀な人材を抱え込もうとする背景には、様々な原因が考えられる。
一つは深刻な制作費不足。年々業界全体で視聴率が鈍化し、スポンサーとの付き合いに影響が出ている。

もう一つの問題が番組規制だ。テレビ業界の規制の権化とも言うべきBPO(放送倫理・番組向上機構)が、
視聴者から寄せられた意見をもとに問題の番組へ“指導”している。
 
2017年も速水もこみち(33)のオリーブの大量使用に関するクレームが紹介されて物議を醸しており、バラエティを中心に過激演出の自粛ムードが広がる。

大物がネット番組へ参加し始めている今、地上波のテレビ局は新たな局面に入ったタレント獲得合戦を制することができるのだろうか。

http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20170906/DailyNews_1352116.html