北朝鮮が核実験を行ったとして、原子力規制庁は、全国各地で大気中の放射性物質の量などに異常がないか、
監視を強めていて、原子力規制庁によりますと、午後3時現在、各地の放射線量の値に異常はないということです。
海外で核実験などが行われた可能性がある場合、原子力規制庁は、防衛省や環境省などと協力して日本に放射性物質が飛来しないかどうか影響を監視することになっています。

具体的には大気中や地上で「ちり」などを採取し、
核爆発の際に出るキセノンなどの放射性物質が含まれていないかどうか、分析する頻度を増やします。

こうした「ちり」を自衛隊機が効率的に収集するため規制庁は、放射性物質の拡散を予測するシステム、
「SPEEDI」を使って北朝鮮から一定の放射性物質が放出されたと仮定した予測の計算を始めました。

また、全国に設置された300か所余りの観測施設の放射線量の値に変化がないか監視を続けています。

原子力規制庁 放射性物質の量など監視強化
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170903/k10011124431000.html