先日、中国を代表する麺料理である蘭州ラーメンの専門店が東京に初上陸し、本場の味を求めてやって来た客の行列ができるほどの人気を集めていることが伝えられた。
中国人も日本人も、麺料理が大好きなのである。

 中国メディア・今日頭条は26日「日本と中国と韓国、どこの麺料理が一番おいしいか」とする記事を掲載した。記事の作者は仕事の関係で日本と韓国の両方で生活した経験を持つという。
その経験から、故郷の中国、そして日本と韓国の麺食について比較している。

 記事は「自分が日中韓3カ国のラーメンをジャッジするのであれば、まず韓国は予選落ちとなる。
韓国の食堂で出されるラーメンは一般的に、茹でたインスタントラーメンにネギと卵を加えたものだからだ。」とした。
一方で、韓国には華僑が開発した韓国式ジャージャン麺があり、こちらは本場中国のものとは全く別物でありながら「真っ黒なタレの味はいい」と評価している。

 続いては日本のラーメンについてだ。「だいたい豚骨、魚介系、鶏系のベースに醤油、塩、味噌のタレが組み合わされる。
日本で本当にこだわりのあるラーメンを食べたいのであれば、大型チェーン店よりも街角にある小さなラーメン専門店に行くといい。
こういった店では店主が人生をかけてラーメンを研究しており、自分のラーメンに対して強い自信や誇りを持っているのだ」と説明した。

 そして中国については「刀削麺、炒麺、涼麺などをはじめ、ラーメン以外にも麺料理の種類が非常に多い」と紹介。
中でも作者は刀削麺が好きとのことだが、実は刀削麺を初めて食べたのは日本で生活していた時だという。
「中国人店主の店で、とても繁盛していた。辛くてクセになる味が、今でも忘れられない」としている。

 確かに東京ではある時期から刀削麺の店が急増した。ガラス越しに中国人コックが麺を一本一本削り飛ばして鍋に入れていく様子は見ていてなかなか楽しいものである。
刀削麺を食べたいのであれば、中国で探すより東京で探した方が手っ取り早いかもしれない。

 記事は「見識が浅い自分が言うのも僭越だが、中国には深い麺文化賞を、日本にはラーメンへの研究精神賞をあげたい。そして韓国に上げるのは、インスタント麺熱愛賞だ」と結んでいる。

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