舞子小学校での自衛隊による防災教室を中止させた取り組み
「舞子小学校で自衛隊による防災教室が開催される」との知らせが、
新日本婦人の会垂水支部に会員から寄せられました。
訓練内容は、11月30日に、舞子小学校体育館と運動場で、
4〜6年生と地域住民を対象に、授業時間中に自衛隊兵庫地方協力本部本部長
六車昌晃氏の「自衛隊の災害派遣の実績等に基づく講話」と、
自衛隊の保有する災害対策機材等の展示と実演というものです。
現在、南スーダンに派遣されている自衛隊員には戦争法の新任務が命令され、
「駆けつけ警護など」では反政府軍の兵士や市民に銃撃が命令されています。
南スーダンの自衛隊は他国の平和維持軍と共に殺す、殺される部隊になりました。
こうしたときの舞子小学校の「防災教室」です。
戦争法施行の学校教育介入の始まりです。
自衛隊の災害救助活動紹介に名を借りて、地域住民や児童が自衛隊員との共同活動をおこない、
戦争賛美の世論、憲法9条の否定の世論作りに利用されかねないもので、
大いに警戒が必要です。
これを知った校区内住民有志はすぐに話し合いをもち、新日本婦人の会垂水支部に相談。
有志と新婦人垂水支部が11月25日、舞子小学校校長へ申し入れ、懇談会をもちました。
翌日の26日、校長とPTA会長連名「中止のお詫び」文書が「舞子ふれあいのまちづくり協議会」に届き、
28日にはPTA会員に同様の文書が配布されました。
「子どもたちを戦争には行かせない」、「戦争法廃止」の切実な願いを、迅速な取り組みと行動により、
成功させることができたのです。
http://www.hyogo-kenpo-kensei.com/approach/2016/12/09/1898