三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日午後2時29分、日本版GPS(全地球測位システム)をつくるための
準天頂衛星「みちびき」3号機を載せたH2Aロケット35号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げた。
約28分後に衛星を分離し、所定の軌道に投入する。

 みちびきは日本の真上に長くとどまる軌道を飛び、位置情報のもとになるデータを電波に乗せて伝える。
電波がビルや山に遮られにくいため、位置情報の精度が飛躍的に向上する。

 3号機は日本上空に静止しているように見える静止軌道を飛ぶ。
位置情報に加え、災害時に全国の避難所との情報のやり取りに使えるアンテナを搭載している。

日本版GPS衛星「みちびき」3号機打ち上げ JAXA
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGG19H0I_Z10C17A8000000/