日照不足、今後1週間も=北海道から東海の太平洋側―沖縄・奄美は高温・気象庁

 気象庁は17日、8月前半は北海道と東北の太平洋側で低温と日照不足、
関東甲信と東海で日照不足が続いていると発表した。

 7月末にオホーツク海高気圧が出現し、冷たく湿った空気が流れ込んでいるため。
今後1週間も曇りや雨の日が多いとみられ、同庁は農作物への影響や体調管理に十分注意するよう呼び掛けている。

 一方、近畿や中国、四国、九州は高温だが日照不足の傾向。
沖縄・奄美は、太平洋高気圧が日本の南海上に強く張り出しているため高温で、
日照時間は平年並みから長めとなった。沖縄・奄美は高温が続く見込み。

 農作物にとって重要な日照時間(今月1〜16日)は、北海道のオホーツク海側で平年同期比27%、
太平洋側で50%、東北の太平洋側で39%、関東甲信で52%にとどまった。

 夏(6〜8月)の天候不順は2015年8月中旬から9月上旬にかけ、前線や台風の影響で東北から九州にかけて雨が多く、
日照不足となって以来。今年の夏全体としては平均気温が北・東日本で平年並み、
西日本で平年並みか高く、沖縄・奄美で高いと予想され、冷夏にはならないという。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170817-00000073-jij-soci