高級牛肉のイメージが揺らいでいる。
脂肪が豊富な「霜降り肉」の代表格「A5」はグルメ番組でも依然として高価で美味(おい)しいともてはやされてはいる。が、消費者の味覚はすでに変わり始めている。

消費者の好みも変わってきた。
高齢化が進んだことや、脂肪分が多い肉より
赤身肉を食べたほうが体によいという
健康志向の高まりによるものだ。
2009年ごろからは「赤身ブーム」が起きた。
21世紀に入って以来、好みが霜降りから赤身へと移行する傾向は強まっている。
格之進の人気も、赤身肉へ消費者の嗜好が移っていることを示してもいる。

ただ、消費者の嗜好が変わりつつあるのに、生産者の変化はまだ鈍い。

http://toyokeizai.net/articles/-/179161