自称「日本のマチガイないSIMフリースマホ」ことarrows M04、2年前から基本性能が一切進化しない快挙を成し遂げる
http://buzzap.jp/news/20170725-arrows-m04-spec/

日本のマチガイないSIMフリースマホ。
そんなキャッチコピーの「arrows M04」が7月20日に発売されましたが、いくらなんでもこの性能で「マチガイない」と謳うのはどうなのか……という話をお届けします。

◆今度のarrowsは「ハンドソープで洗える」
これが新たに発売された自称「日本のマチガイないSIMフリースマホ」ことarrows M04。
ドコモの新料金プラン「docomo with」対応機種として発売された「arrows Be F-05J」がベースモデルとなったワンセグ、おサイフケータイ対応の防水防塵耐衝撃モデルで、
日本のユーザーが使いやすいスマホであることを第一に訴求しています。

◆2015年発売の「arrows M02」から一切進化していない基本性能
そんなarrows M04ですが、どうしても見逃せないのが、プロセッサ・メモリ(RAM)・記録容量(ROM)といった基本性能が
2015年10月発売の「arrows M02」と一切変わっていないという点。

格安スマホといえどもプロセッサが進化し、RAMが3GB、4GBへと増量されていく中、
SIMフリースマホとしてのarrowsは頑ななまでに2年前のエントリーモデルの水準をキープし続けています。
なお、競合するシャープや京セラもSIMフリースマホにSnapdragon 4XXシリーズを採用していますが、410→425→430と世代を進めています。

arrows M02:Snapdragon 410/2GB RAM/16GB ROM
arrows M03:Snapdragon 410/2GB RAM/16GB ROM
arrows M04:Snapdragon 410/2GB RAM/16GB ROM

格安スマホ事業者から3万円台半ば〜後半で販売されているarrows M04。

いくら使い勝手を向上させたといっても
3万円台前半の「Zenfone 3(Snapdragon 625/3GB RAM/32GB ROM)」「Huawei P10 Lite(Kirin658/3GB RAM/32GB ROM)」に基本性能で大きく引けを取り、
割高感は否めないわけですが、富士通のSIMフリースマホに対する極端なまでの性能縛りに何か意味はあるのでしょうか。

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