●どの番組も現政権の批判を主としている。日本では表現&思想信条の自由があるが、
公共の電波を使って偏った物の見方を是とする番組は問題がある。各番組とも
「〜と思う」「〜と思われても仕方ない」という、憶測や推定の不確かな根拠を基に
現政権を非難する報道を繰り返している。現政権に明確な非があり、物的証拠をもって
非難するのなら理解できる。しかし憶測に基づく偏った非難は、どう考えても
番組側の思想を視聴者に強制する行為だ。テレビを見ている人は「テレビが言うのだから
そうなのだろう」と影響を受け、テレビが望む方向に思想が傾倒する可能性がある。
賛否のある問題、特に政治問題は多角的に取り上げ、中立公平な情報を基に
視聴者に判断させるのが望まれる。また、中立性を保つというアリバイ作りとして、
政権を擁護する立場のコメンテーターを呼ぶ番組もあるが、その場合、
そのコメンテーターが話をし始めると司会者がそれを遮ってコメントを途中で
中断させることも多々ある。こんな不誠実な番組が存在しているのは異常だ。

●最近、偏向報道が進んでいる気がする。特にインターネットで流れる情報と、
テレビの情報の乖離が激しい。国民がテレビから離れていくというのも
納得できる有様になっている。政治を報道するということは、2つの対立する
立場の中で、両方の立場からの意見を平等に報道しなければいけないのではないか。

●昼の番組で「都知事初登庁の際、都議会議長が知事の握手を拒否した」と
虚偽の内容を伝え、さんざん議長を批判した。実際には握手していたのに、である。
捏造ではないか。しかも1年も前の映像を一部分だけ切り取って都合よく編集するなど、
世論操作にも等しい。以前より感じていたが、この番組は、政権批判など
偏向がひどい。テレビの影響力を考慮し、公平・公正な放送をするべきだ。

●高校野球のニュースを取り上げる際、東京のある高校の一選手をスター扱いして
流し続けることは不愉快だ。青春を賭けた高校生をもっと平等に扱うべきだ。
偏った放送はやめてほしい。

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