米国防総省のデービス報道部長は7日、在沖縄海兵隊の輸送機オスプレイがオーストラリア沖で墜落した事故に関して「現時点では(日本などで)オスプレイは飛行を停止していない。
日本の防衛と日米共通の安全保障上の目的を達成するために必要だ」と述べ、飛行自粛をしない立場を示した。

 デービス氏は、日本政府と事故について緊密に連絡を取り合っていると説明した上で、「米軍はオスプレイだけでなく、すべての(航空機などの)運航における安全を最優先している」と強調した。
米軍はこの事故について、航空事故の重大さを示す4段階評価のうち最も重大な事故を示す「クラスA」に該当するとして、原因究明を進めている。

 日本政府は事故を受け、オスプレイの飛行を当面自粛するよう米側に要請した。だが、在日米軍はその後もオスプレイの運用を続けており、小野寺五典防衛相は懸念を表明していた。

オスプレイ、飛行停止せず=日本防衛のためと説明−米軍
http://www.afpbb.com/articles/-/3138461