国連の安全保障理事会は、ICBM(大陸間弾道ミサイル)を相次いで発射した北朝鮮に対する
追加の制裁決議を全会一致で採択しました。国連本部前から報告です
 (西尾哲也記者報告)
 最後まで制裁強化に慎重だったロシアが賛成に回ったことで、安保理としての結束を
強くアピールできた形となりました。

 ヘイリー米国連大使:「この決議は、北朝鮮にとって過去最大の経済制裁だ」

 決議では、北朝鮮の年間輸出額の3分の1を占める石炭や鉄、海産物などの輸出を全面的に
禁止したほか、海外で働く北朝鮮労働者の新規受け入れを初めて禁止しました。いずれも
北朝鮮とって重要な外貨獲得手段である一方、中国やロシアが最も大きく関わる分野だけに、
全会一致で採択できるかは直前まで予断を許さない状況でした。今後は、制裁の抜け道を
どこまで防げるかが課題となります。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000107072.html