中満氏「日本は核軍縮主導を」 国連軍縮部門トップ

8/5(土) 0:29配信

 来日した国連軍縮部門トップの中満泉・軍縮担当上級代表(事務次長)が4日、東京都内の日本記者クラブで会見し、
7月に国連本部で採択された核兵器禁止条約の交渉に、米国と歩調を合わせて参加しなかった日本政府に対して、「今後、
核軍縮を主導してほしい」と注文を付けた。

 核兵器禁止条約は、核兵器の使用や保有などを法的に禁止する。中満氏は、「推進派と(交渉に不参加だった)核保有国側に
溝がはっきりとできてしまった。両者の早急な対話が必要だ」と語った。

 中満氏は、日本政府が核軍縮を議論するために核保有国と非保有国の有識者を招いて新たに設ける「賢人会議」についても触れ、
「国連も連携していきたい」とも述べた。

 中満氏は6日に広島、9日に長崎でそれぞれ開かれる平和式典に出席するため来日している。(清宮涼)

朝日新聞社

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170805-00000005-asahi-int