辺野古が基地に賛成しているのか?
キレる5秒前

「十分な補償もなく、このまま基地建設が進むのは納得いかない」名護市辺野古区の代表者が集まる行政委員会でメンバーの一人が切り出した。

区は基地建設の見返りとして、市を介さない「直接補助金」を受け取っているが、それは区にとって「受け入れ条件の一部」でしかない。条件には永続的な区民への戸別補償、移設完了の際の見舞金支給も入る。

辺野古区は14年4月、沖防衛局長へ区と区民世帯ごとにへの、永続的な補償など13項目を基地受け入れ条件として提示。
以後、久辺3区区長と政府との間で懇談の場が設けられ、現在も交渉が続いている。

15年度から始まった直接補助金で、防災備蓄倉庫、区民集会所施設建設を計画。
しかし、「倉庫を建てたことに気がつかない区民もいる」と表情は晴れない。維持管理に費用がかさむ、これ以上の箱物建設が区のためになるのか?

「地元は容認している」と久辺3区を引き合いに出す政府だが、その前提条件すらクリアしていないのが現状だ。
「この後に及んで具体的な条件が確約されないのは区民だましではないか」
住民は不満を募らせる

14年9月に区が官邸に出した要請文には
「要望が受け入れられない場合、命懸けで反対する覚悟」の文言が記されていた。