また、桜井氏は閉会中審査でパンフレットの一部記述を取り上げ、「『仮面浪人』とわれわれの時代
呼んでいたが、それをして、大学受験することも可能ですよと言って集めている」と主張した上で、
「『最先端』『国際的な獣医師の育成』とか、全然関係ない」「職業選択の自由がある」などと批判した。

 しかし、この記述は同大の推薦入試について「他大学と併願可」「合格後、引き続き受験勉強を続け、
一般入試で」と説明したもので、同学園は「『合格後』と『入学後』を勘違いした事実誤認」と指摘している。

 さらに、桜井氏は「ある教授から」として、「来年4月には必ず開学できる、秋から正式に学生を募集
する」との発言があったと主張し、「まだ設置審で認められてもいないのに、どうして学生に言えるのか。
おかしな話だと総理は思わないか」と安倍晋三首相を追及した。

 この“ある教授の発言”についても、同学園は「誰も断定的な発言はしていない。必ず前後に『予定で
ある』『されるものと信じている』などの言葉が付されている」と主張している。