奈良県は25日、奈良市内の駐車場に止まっていた車の中で、同県大和高田市内の小学4年の男児(9)が意識を失っているのが見つかり、搬送先の病院で死亡したと発表した。

 熱中症の症状がみられたといい、県警が死因を詳しく調べる。

 県によると、現場は近鉄大和西大寺駅近くのコインパーキング。24日午後3時頃、車に戻ってきた母親が、ぐったりしている男児を見つけ119番したが、男児は25日未明に死亡した。

 母親は近くの医療機関に通院するため駐車。午後1時半頃、エンジンを切り、車内で食事をしていた男児に車の鍵を渡し
「後から来るように」と言って離れたという。母親はドアを施錠しなかったが、発見時にはロックされていたといい、県警は何らかの理由でロックがかかってしまったとみて経緯を調べる。

 奈良地方気象台によると、24日の奈良市の最高気温は34・1度だった。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170725-00050128-yom-soci