2017年7月22日、インドネシア国営アンタラ通信によると、インドネシア政府が建設を予定している首都ジャカルタと
東部の大都市スラバヤを結ぶ既存鉄道(約750キロ)の高速化事業について、
すでに計画の推進を要請した日本ではなく、中国に発注する可能性が高まっている。新浪網が伝えた。

インドネシアのルフット海洋担当調整相はこのほど、「事業計画20%の研究が終了した」と説明。
当初予定より建設費が大幅に増加する見通しであることを明らかにした。
線路を高架にした場合、予算は当初の最大5倍に膨れ上がるという。

地元メディアによると、インドネシアのブディ運輸相はこのほど「日本が受注すると決まったわけではない。中国の入札も歓迎する」と表明。
ルフット氏も「中国と日本の双方に前向きな姿勢は伝えたが、どちらを選ぶかは決めていない」と述べた。
インドネシア政府は財政負担がより軽い方を選ぶ見通しだ。

注目すべきはジョコ・ウィドド大統領が、ルフット氏を中国からの投資処理担当に命じたことだ。
大統領がルフット氏を直々に指名したことは「中国投資重視」の表れともいえる。
一方、カラ副大統領は日本との協力を望んでおり、今後政治対立が深まる可能性がある。

インドネシア政府、鉄道計画で日本から中国に乗り替えか
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20170722/Recordchina_20170722031.html