NHKニュース(リンク先に動画あり)
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金塊密輸 新手口か 旅客機のトイレに細工した痕跡
【略】
今月9日、台湾から関西空港に到着したLCC=格安航空会社のバニラ・エア
の旅客機内で、トイレの壁の裏側から6つのポーチに入った数十キロの金塊が
見つかり何者かが壁のパネルを外して隠したと見られています。

バニラ・エアが所有するほかの11機の機体を点検したところ、新たに4機で
トイレの壁のパネルが外しやすいようネジに細工するなどの痕跡が見つかって
いたことが航空関係者への取材でわかりました。一部の機体ではパネルがわず
かにずれていたということです。

バニラ・エアによりますと、台湾から関西空港に到着した機体は通常、次のフ
ライトでは国内線に使われるということで、航空各社と税関は何者かが旅客機
内にいったん金塊を隠したうえで税関の検査のない国内の空港から密輸しよう
とする新たな手口ではないかとみて警戒を強めています。

同じ機体使うLCCが狙われたか

バニラ・エアの旅客機で機内のトイレの壁に細工された痕跡が相次いで見つか
ったことについて、専門家は同じ機体を国際線と国内線の両方で使うLCC=
格安航空会社が狙われたのではないかと指摘しています。

バニラ・エアによりますと、今月、トイレに金塊が隠されているのが見つかっ
た機体は台湾から関西空港に到着した後、次のフライトで国内線に切り替わり
鹿児島県の奄美空港に向かう予定でした。

全日空や日本航空は機体を国際線と国内線で区別していますが、格安航空会社
では同じ機体を両方で使っていて、1日の間に国際線から国内線に切り替わる
ことも珍しくありません。

また、ほとんどの路線で同じ機種の機体を使っているため、トイレの構造も同
じだということです。航空各社は機体ごとの運用を明らかにしていませんが、
インターネットなどである程度把握はできます。【以下略】
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170722/k10011069521000.html