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萩生田光一・官房副長官が「加計文書」の事実を語る 「『正確性欠くメモ』と文科省から謝罪あった」「NHK番組は疑惑が深まる構成」
http://www.sankei.com/politics/news/170722/plt1707220010-n1.html

 学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画をめぐる問題で、私に関するさまざまな疑惑が報じられてきました。
このままうやむやにしたくないので、事実関係をお話しさせていただきます。

 問題になった「(昨年)10/21萩生田副長官ご発言概要」に書かれたやりとりは、私が文科省に指示したものではなく、文科省側から私への報告、相談です。
そもそも、獣医学部新設計画は、10月21日の時点で、私がハンドルを切って事態が変わるような性格のものではないでしょう。

 10月21日文書が文科省の調査で出たときに、義家弘介文科副大臣らが「著しく正確性に欠く個人の備忘録的なメモなんです」と説明に来ました。
省として物事をあきらめるときに「萩生田副長官がこう言っているなら仕方がない」というようにしてメモにする傾向があったことは否めないというおわびもありました。

 そもそも、文科省として国家戦略特区に反対しているという意思表示は私には一度もありませんでした。
前川さんとは毎週金曜日、事務次官会議で会っていました。
十数年一緒に仕事をしてきましたが、行政がゆがめられるほどの一大事というのでしたら、そのときに声を出すべきでしょう。

 10月21日文書は、いよいよ東京都議選という6月19日にNHK「クローズアップ現代+」で初めて紹介されました。
前日にNHKから文書について問い合わせがありましたが、肝心な文書は見せてくれません。
だから「文書がどんなものか分かりませんが」と答えたのですが、番組は視聴者の疑惑や疑念が深まるような構成になっていました。

 また、都議選候補者の選挙事務所にはすごい取材と電話がありました。
あるテレビ会社は約束なしで事務所に押しかけて、私の後援会の人や関係者の住所を教えろといってきました。
結局、その会社は役員名で謝罪文も出しましたが。

(続く)