鳩山氏は、ほかにもいろいろ言っており、野田幹事長について
「当時は消費税増税や原子力…で自民党との違いを強く持っていませんでした」と振り返っていたが、それは違うだろう。
消費税増税が野田さんで、慎重なのが自民党だったのだから、違いを強調し続けるとしたらそっちだ。

アジアインフラ投資銀行(AIIB)や現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」をめぐり、
安倍首相が条件付きで協力を表明したことに中国側が
「ガバナンスの問題に条件をつけられると困る。今まで条件をつけた参加国はない」とも話していたとしているが、
鳩山氏は条件つけるなということなのだろうか。

「鳩山政権の最大の失敗は、やはり普天間の移設問題でした。ただ、私がやりたかったことは日本の真の独立です。
他国の軍隊から守られている国は独立国とはいえないと思っています。
移設先を最終的に国外にしなければ、日本の独立を尊厳を持って主張できないという発想でした」。

この言葉で、普天間移設反対が、アメリカとの軍事同盟解消、あるいは弱体化をねらったものであることがはっきりした。
もともと、鳩山さんは徴兵制すら憲法違反でないような発言をしていた人だが、
それなら、そこまで踏み込んだ独自の防衛力強化も主張せねばならないし、
北朝鮮の核武装という現実の前には日本の核武装も視野に入れねば論理一貫ししない。
となると原発反対も論理矛盾だ。

やっぱり日米安保堅持でアメリカの核の傘をあてにしたほうがベターだと私はリベラルな立場からは思う。