西郷隆盛
「正道を歩み、正義の為なら国家と共に倒れる精神がなければ、外国と満足できる交際は期待できない。
その強大を恐れ、和平を乞い、みじめにもその意に従うならば、ただちに外国の侮蔑を招く。
その結果、友好的な関係は終わりを告げ、最後には外国につかえることになる。
とにかく国家の名誉が損なわれるならば、たとえ国家の存在が危うくなろうとも、政府は正義と大儀の道にしたがうのが明らかな本務である。
戦争という言葉におびえ、安易な平和を買うことのみに汲々とするのは、商法支配所と呼ばれるべきであり、もはや政府と呼ぶべきでない。」