獣医学部断念を発表=京産大「準備期間足りず」
7/14(金) 17:13配信 時事通信

 黒坂副学長は、断念の理由は地域的な条件によるものではないと説明。
特区に関する告示で指定された2018年4月の開学には準備期間が足りず、加計学園が先に申請したため優秀な教員の確保も難しくなったとした。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170714-00000091-jij-soci

学校法人「加計学園」と同じく、国家戦略特区で獣医学部新設を計画していた京都産業大学が会見を開き、特区の選定過程で獣医学部新設を断念した経緯を初めて明らかにしました。

これは14日、京都産業大学の黒坂光副学長が記者会見で明らかにしました。

京都産業大学は去年3月、国家戦略特区で、京都府とともに獣医学部の新設を認めるよう提案しましたが、ことし1月に行われた事業者の公募には手を挙げず、
結局、加計学園が事業者に決まりました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170714/k10011059171000.html

本学は2004年に獣医学部の設置を構想し、文部科学省に対して継続的に設置を求めてきましたが、告示等による規制のため進展しませんでした。
そこで、京都府と連携し、2016年3月、この動物生命医科学科を母体として、同学科の強みである実験動物学と感染症を基盤とし、創薬等のライフサイエンス分野に特色を持つ獣医学部の開設を、京都府からの国家戦略特区への提案を通じて申請しました。
しかし、2017年1月4日の内閣府および文部科学省告示を受けて、学校法人加計学園が獣医学部の設置を申請するに至りました。
このことにより、我が国の獣医学教育を担う教員が少ない現状の中で、今後さらに申請しようとする大学にとっては、国際水準に資する教育を実施できる優秀な教員を確保することが極めて難しくなりました。

京都産業大学
https://www.kyoto-su.ac.jp/news/20170714_345_news.html