中国、二重国籍者の入国管理を厳格化=検閲官が大学授業監督も―北朝鮮有事に備え?
http://www.recordchina.co.jp/b173388-s136-c10.html

 2017年7月11日、日中関係筋によると、中国は7月1日付で、
遼寧、吉林両省の空港などの入国管理で、中国と他国の
二重国籍者に対して、両方の国籍のパスポート提出が
義務付けることになった。違反者には、即時に中国国籍が
抹消される厳しい措置が取られ、波紋を呼んでいる。

 一方、7月から遼寧省大連市などの大学で、中央から
派遣された検閲官が授業を監督する措置が取られることになった。

 遼寧、吉林両省は北朝鮮に接しており、「今秋の共産党大会を控え、
北朝鮮有事の場合の臨戦体制構築の動きではないか」と同筋は分析している。

 2つのパスポート提出の義務化に大きな影響を受けるのは
仕事などの関係で外国籍を取得した一般の中国人移民。
特に米国籍を持っている米在住の中国人は、中国に帰国する際は
注意すべきだとの懸念も広がっている。中国国籍を失うことになれば、
中国人としてのメリットが失われることになる。

 検閲官が授業を監督する措置については、特に日本、米国出身者など
外国人教授による授業が対象となるという。

 一方、遼寧、吉林両省の北朝鮮国境地帯に人民解放軍の
部隊が移動しているとの情報もある。