・致死率のデータは専門書でも確認できていませんが、かなり低いと思われます。
死亡事例の殆どは、直接的な毒の影響ではなく、アレルギー性症状が
重症化したものによるものです。この場合は、適切な治療を早く受ける必要がありますが、
治療法は一般的アナフィラキシーの治療に準じます。
(台湾でも、侵入以来10数年経ち、同国内ではかなり広く分布していますが、死者の記録はありません。)

・ヒアリの毒に対するワクチンはありません(ワクチンは、通常、病原体等による感染症に対し、
あらかじめ抗体を作っておくことで効果を発揮するものです。ヒアリの毒に対するものは作られていません)。

・刺された場合の対処法は資料「ストップ・ザ・ヒアリ」(https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/files/r_fireant.pdf)をご参照ください。
・なお、ヒアリの毒性については厚生労働省の文書(別紙)が詳しいので、併せてご参照ください。