http://www.sankei.com/affairs/news/170711/afr1707110025-n1.html

 今年6月、安倍晋三首相を名指しして「殺してもらうしかないやろ」とツイッターに投稿した自称・兵庫県川西市在住の男性が、兵庫県立高校の現職教諭ではないかとして、インターネット上で騒ぎになっている。男性のツイッターは11日現在、見ることはできない。

 兵庫県川西市在住の「勝ちゃん」と称する男性が6月26日に投稿した原文は「昔本物右翼の方(憂国の士)がおられて岸元首相を刺したときは、『いつでも殺せるけど、今回はここまでにしておく。反省しろ』と言われたらしい。でも安部は反省する能力ないから殺してもらうしかないやろ」

 「安部」は安倍首相の誤記とみられる。祖父の岸信介元首相は、日米安全保障条約が改定され退陣する直前の1960(昭和35)年7月、右翼団体の男に太ももを刺され、重傷を負った事実がある。

 投稿後、「勝ちゃん」は兵庫県立高校で教鞭を執る英語科の教諭だとの指摘がネット上に広がり、教諭が在籍するとされる高校には電話が殺到した。

 産経新聞の取材に兵庫県教委は「当該人物と思われる教諭が在籍しているのは確認している。ツイッターの投稿内容については12日以降に本人に確認する予定」としている。