民進党は、東京都議会議員選挙の結果を総括するため、11日から党所属の国会議員らを対象にした
ヒアリングを始め、出席者からは、結束して党勢の回復を目指すべきだという意見の一方で、
執行部の責任を問う声も出されました。

民進党は、先の東京都議会議員選挙で選挙前より2議席減らして5議席にとどまったことを受けて、
地域ごとに党所属の国会議員らを集めて選挙結果を総括する方針で、初日の11日は、
北海道と東北、北陸信越のブロックに所属する国会議員から意見を聞きました。

報道陣には非公開で行われた会合には、蓮舫代表ら執行部を含めて20人の国会議員が出席し、
冒頭、野田幹事長が、「都議選の結果を総括し、前に進んでいきたい」と述べました。

この後、出席者からは「今こそ野党第1党は結束すべきで、自民党に対する批判の受け皿になれば、
党勢を回復する機会はある」という意見の一方で、「東京は蓮舫氏の地元であり、執行部の誰かは
責任をとらなければならない」といった声も出されました。

また、蓮舫氏のいわゆる二重国籍問題について、「有権者に説明できるようにしてほしい」といった
要望が出されたのに対し、蓮舫氏は「戸籍の開示を含め、速やかに対応する用意がある」
と述べたということです。

民進党の執行部は今月18日まで、順次ヒアリングを行ったうえで、両院議員懇談会を開いて
総括を取りまとめ、党の立て直しにつなげたい考えです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170711/k10011054221000.html