ある大学の教授が、自身のゼミに所属する男子学生を晒し者にして絶賛された。学生は、「熱が出た」と嘘をついて
ゼミを欠席して、交際相手とデートを楽しんだ。その様子を撮影した画像をTwitterに公開していたことが教授に
見つかって、晒されてしまった。
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本件は各所で大きな反響を呼び、学生を晒し者にした教授を称賛する声がネット上に飛び交った。
一方、この騒動の影響で、学生の氏名や所属等に関する情報が、大量に拡散される結果に。やがて、教授は一連の
ツイートを削除した。そして、本記事執筆時点では、教授のアカウントも非公開設定になっている。
本件に関して、「教授のとった行動は、アカデミック・ハラスメントに該当するのではないか」という意見が
当サイトに寄せられた。アカデミック・ハラスメント(通称「アカハラ」)とは、パワー・ハラスメント(パワハラ)の
一種であり、教授など強い立場から学生のような弱い立場に対し てなされる不当な行為を指す。
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大学の広報では、本件を把握済みだった。現在、詳細の確認が進められている模様だ。一方、文部科学省の高等教育局では、
本件は初耳だったそうだ。過去の類例やその際の判断を尋ねたが、教員が学生を晒し者にしたという事例は聞いたことがないと、
担当者は述べた。過去の記録を調べてもらったが、本件がアカハラに該当するか否かを判断する目安になり得るような
類例は、これまでに報告がないという。
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ネット上に掲載した内容は、不特定多数、さらには友人や同僚も閲覧する可能性が常にある。そのような自覚がないまま
公開したのだとしたら、軽率だったと言わざるを得ない。一方で、「厳しく対処する」ために、教授は学生を晒す必 要が
あったのだろうか。あえて晒さなくても、本人に直接、厳重に注意すれば済む話だったのではないか。
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記事全文とそのほかの画像一覧 http://tanteifile.com/archives/6489