ディレクトリ型検索サービスといって、今の若い人のどのくらいが分かるだろうか?
1996年4月に開始した「Yahoo!カテゴリ」が20年の時を経て、いよいよ最後の日を迎えることとなった。
日本のヤフーは2018年3月29日をもってサービスを終了する。
以下がInternet Archiveに保存されている1996年のYahoo!のトップ画面のイメージだ。
http://techcrunchjp.files.wordpress.com/2017/06/yahoo-top.png

1996年頃のYahoo! Japanのトップページ。インターネットは小さかった。よく見ると下にIEのダウンロードボタンが貼ってある(画像はInternet Archivesより)

例えば「日本→都道府県→沖縄」と最上位階層から「ディレクトリ」をたどると、沖縄関連のページが120ほど出てくる。
以下のような感じだ。そう、わずか120。インターネットは小さかったのだ。沖縄に不動産屋が1軒しかない、ということではない。
http://techcrunchjp.files.wordpress.com/2017/06/yahoo-okinawa.png

1990年代前半にインターネットでWWW(World Wide Web:当初ウェブはそう呼ばれていた)が発明されて以来、ウェブページは爆発的に増え続けている。
その初期に「だったら整理して電話帳みたいにすればいいじゃないか」と言って作られたのがディレクトリ型検索サービスの数々だ。
1994年に設立された米Yahoo!が作った検索サービスは、瞬く間にデファクト・スタンダードとなった。日本でも1996年にサービスを開始。
「エンターテインメント」「ビジネスと経済」などのカテゴリで、各種ページを分類していて、ユーザーは1つずつ階層をクリックして降りていくことで、
例えばテレビ局のホームページにたどり着くことができた(いや、今でもできる)。




日本のヤフーが1996年開始のディレクトリ検索を終了へ、時代の変遷を象徴するニュースだ
http://jp.techcrunch.com/2017/06/29/yahoo-to-shut-down-directory-search/