加計学園に天下りをよしとしない気骨があったのか、それとも文科省のほうが四国の獣医学部ポストなんていらないと思ったのかは、筆者には分からない。
ただ、国際医療福祉大のポストに匹敵するだけのものが準備されなかったことが、7年間ほったらかされた理由だろう。

だが、国際医療福祉大には、もう一つの「天下り」問題が隠されている。この大学には、判明しただけで以下の大手メディアの出身者が教授ポストに再就職している。

教授  (元・朝日新聞論説委員)
特任教授(前・朝日新聞社社長)
学部長 (元・読売新聞 医療情報部長)
教授  (元・読売新聞 社会保障部長)
教授  (元・日本経済新聞論説委員)

一体、定年近くまで記事を書いていた人間が医療系の大学で何を教えるというのか。一人ならまだしも、有力紙ごとに何人も集める必要があるのか。
低賃金・不安定雇用に苦しむポスドクをしり目に自社幹部を教授ポストに送り込む新聞に、紙面で偉そうに貧困問題を論ずる資格はあるのか。
というか、前出の面々の中に博士号を実際に取得した人間はどれだけいるのか


封印される天下り報道 陰で文科省と大手マスコミが......
https://www.j-cast.com/kaisha/2017/06/25300885.html