6/23(金) 17:32配信

【ソウル聯合ニュース】北米プロアイスホッケーのNHLが来年2月に開催される平昌冬季五輪に出場しないことを決定し、
大会の盛り上がりや入場券の収益への影響が避けられなくなった。

 NHLが22日(現地時間)発表した2017−2018シーズンの日程によると、10月4日に開幕し、翌年6月中旬まで
レギュラーシーズンが開催され、来年1月末のオールスター戦で短い休みを挟む以外、中断なく試合が行われる。

 国際オリンピック委員会(IOC)、国際アイスホッケー連盟(IIHF)などが説得に乗り出したが、平昌五輪への
不参加の決定は覆らなかった。

 アイスホッケーは冬季五輪で最も人気の高い種目に数えられ、NHLは1988年の長野五輪から2014年の
ソチ五輪まで冬季五輪に出場した。今回の平昌五輪のみ参加せず、20年の北京五輪には参加するとの立場だ。

 NHLのチームオーナーらは、選手が五輪出場により経済的利益を得られないだけでなく、20日近くリーグを
中断しなければならず、主力選手の負傷の可能性もあるとして五輪出場に消極的な立場だった。結局NHL
事務局は各チームの意見を受け入れ、平昌五輪への不参加を決めた。

 NHLが来シーズンの日程を発表したことで、平昌五輪の組織委員会は戸惑いに包まれた。

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支障が出た上、切り札の一つに数えられたNHLが参加しないことで、入場券の収益にも支障が出ることが避けられなくなった。

 平昌五輪でのアイスホッケーの入場券販売収益は341億5000万ウォン(約33億3700万円)と予想されている。
入場券収入全体(1746億ウォン)の19.5%を占める。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170623-00000051-yonh-spo