しかし、日本人の嫌韓感情の根本的な理由はよく分からない。
一つ言えるのは、今、日本人の間でナショナリズムが強くなってきているということだ。
日本の中で、「韓国が嫌い」、「中国も嫌い」、最近では、「米国からも自立すべきだ」という感情が高まりつつあると感じる。

 僕は、これは非常に危険なことだと思う。日本が、昭和の時代に戦争への道を進んだのはなぜだろうか。
そこに極端なナショナリズムがあったからだ。日本が強くなるためには、満州や韓国を日本の領地にしよう。中国を倒そう。
そういった極端な思想から、誤った戦争を始めることになったのだ。

 僕は戦争を知る最後の世代として、ナショナリズムが危ないことや、特にアジアの国々と友好関係を築かなければならないことを強く感じている。

 このナショナリズムを先導しているのは、マスコミであり日本会議だろう。安倍首相も例外ではない。非常に危険だ。