【ソウル時事】訪韓中の自民党の二階俊博幹事長は12日夕、文在寅大統領と青瓦台(大統領府)で会談した。

 慰安婦問題に関する日韓合意について、文氏は「国民の中でなかなか受け入れられない情緒があるのは事実。解決には時間が必要だ」と述べた。文氏は同時に、未来志向の日韓関係構築を目指す意向も示した。

 安倍晋三首相の特使として訪韓した二階氏は、首相から託された親書を文氏に手渡した。7月上旬に行われる初の日韓首脳会談に向け調整を進めたとみられる。

 慰安婦合意をめぐり、文氏は先の安倍首相との電話会談でも「国民の大多数が情緒的に受け入れることができないのが現実だ」と述べていた。

 二階氏は12日、李洛淵首相とも別途、会談した。 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170612-00000104-jij-pol