生後5カ月の長女に揺さぶるなどの暴行を加えて死亡させたとして、奈良県警は8日、同県天理市櫟本(いちのもと)町の工員、瀧川奈緒哉容疑者(24)を傷害致死容疑で逮捕し、発表した。
「揺さぶってぶつけた。ストレスがたまっていた」と供述しているという。

捜査1課によると、瀧川容疑者は昨年12月19日午後5時から午後10時35分ごろまでの間、自宅で長女の詩央里ちゃん(当時5カ月)の体をつかんで前後に揺さぶり、部屋の壁に頭を打ち付けるなどの暴行を加え、
21日午後1時20分ごろ、搬送先の病院で急性硬膜下血腫による脳浮腫で死亡させた疑いがある。

瀧川容疑者は妻(26)、長男(2)、詩央里ちゃんとの4人暮らしだった。
事件当時、妻と長男は隣の部屋にいたといい、妻が19日午後10時35分ごろ、「子どもがぐったりしている」と119番通報した。
搬送先の病院が県中央こども家庭相談センター(児童相談所)に連絡し、センターが県警に「虐待の疑いがある」と通報して発覚した。

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