全国で生活保護を受けている世帯は今年3月の時点で164万世帯あまりと3か月ぶりに増加し、過去最多を更新したことがわかりました。

 厚生労働省によりますと、今年3月の時点で生活保護を受けている世帯は全国で164万1532世帯と、前の月から2588世帯増えました。増加は3か月ぶりで、統計を取り始めた1951年以降で最も多くなっています。

 世帯別では、「母子世帯」や「現役世代」が減少した一方、65歳以上の「高齢者世帯」が増加していて、85万5586世帯と全体の半数を超えています。

 このうち9割は単身世帯で、厚労省は、「身寄りがおらず、貯蓄や年金だけでは暮らせない1人暮らしの高齢者が増えている」と分析しています。(07日13:10)

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