おととしから関税が引き下げられたオーストラリア産牛肉の販売に力を入れようと、現地の生産者団体が6日東京都内に
オーストラリア産牛肉の特設店舗をオープンしました。

オーストラリア産牛肉は、日本とオーストラリアのEPA=経済連携協定の発効で、おととしから関税が引き下げられましたが、
日本の輸入量は、大きく伸びていません。

このためオーストラリアの生産者団体「豪州食肉家畜生産者事業団」が、日本の消費者にオーストラリア産牛肉の魅力を伝えようと、
6日から今月18日までのおよそ2週間の限定で東京・港区に特設店舗を開きました。

オーストラリア産の牛肉は、主に牧草で育てられるため赤身が多いことで知られており、店内では、ステーキ用の250グラム程度の
牛肉が1枚1200円で販売されています。

また、カットしたステーキをその場で買って食べることができるようになっていて、訪れた客が早速味わっていました。生産者団体の
アンドリュー・コックス駐日代表は、「関税が低くなっていることはうれしいが、さらに貿易が自由化されれば日本の消費者にとっても
買いやすい形で提供できる」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170606/k10011008391000.html