菅義偉官房長官と記者、前川前事務次官めぐり“バトル” 

 −−(東京新聞) バー通いだが、報道を見ていると、前川氏は買春行為をしたり
ということではなく、今の制度からはぐれている、教育が十分に受けられない女性たちの
話を聞いたりして、それ以降、夜間中学のボランティア等もしている姿が出ている。
こういう姿勢はある意味、行政のトップの方がやることですごく大きな影響を与えるん
じゃないかと思う。例えば、菅官房長官がこういうバーに行って、そこでどういう
女の子たちがバーに通い、その背景事情、教育の実態がどうなのかということを聞く
といった対応を逆に考えることはないか

 「前川氏がいわゆる出会い系バーに通っていたこと、このことを私は記者会見で
聞かれたから私の考えを申し上げた。ご本人もお小遣いを与えていたというのを
言っていた。それについてどう思いますか、ということだった。青少年の健全育成
だとか、あるいは教職員の監督に携わる教育行政の事務方の責任者が、売春や援助交際
の温床になりかねないと指摘される店に頻繁に出入りして、女性を外に連れ出して、
お小遣いを与えたと本人が言っている。到底考えられないことである、と私は申し上げた。
そのことはまったく変わりない」

 −−(同) こういうバーに実際、官房長官が足を運び、どういう実情が背景に
あるのかを知ることは、今、教育の無償化も打ち出されており、必要ではないかと思うが

 「世間一般に売春や援助交際の温床となりかねないと指摘されているわけですから、
そういうお店に頻繁に出入りすることではなくて、貧困問題というのは極めて
重要なので、いろんなやり方というのはあるのではないか」
http://www.sankei.com/politics/news/170606/plt1706060029-n4.html