自宅に女性の遺体を放置したとして、岐阜県警は31日、同県高山市片野町5丁目、無職藤原守容疑者(50)を死体遺棄の疑いで逮捕し、発表した。
容疑を認めているという。高山署は遺体が藤原容疑者の母親ツエさん(82)とみて、身元の特定を進め、死因などを調べている。

 署によると、30日夕、市職員から「安否が確認できない女性がいる」と署に通報があり、同日午後7時前、
署員らが藤原容疑者宅2階の洋間で、布団の上に横たわった状態の遺体を見つけた。
藤原容疑者は「遺体は同居していた母親で、1月に亡くなった」と話しているという。
遺体には布団がかけられ、腐敗が進んでいるが、目立った外傷はないという。

 ツエさんは高齢者を対象にした市の定期的な見回りの対象となっていたが、1月以降、藤原容疑者は「寝たきりのため会わせられない」と市職員の立ち入りを拒んでいたという。

母親の死体を遺棄した疑い、男逮捕 岐阜・高山
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