◯人事案を手渡し、演説リハに同席−安倍政権と近すぎる山口氏

有力な証拠があり、逮捕寸前であったのに、なぜ、当時、警視庁刑事部長であった中村氏は山口氏逮捕を止めたのか。

中村氏は報道陣に対し「捜査に一点の曇りもない」と主張。
だが、意識のない詩織さんをホテルの自室に連れ込んだことや衣服を脱がしたこと、
詩織さんが判断力の無い状況で性行為を行ったこと自体は、当の山口氏のメールからも明らかだ。
捜査を中断し、逮捕すらさせないことは、やはり不可解なのである。

山口氏の著書『総理』(幻冬舎)によれば、山口氏は政治部記者として、
安倍晋三氏、麻生太郎氏、菅義偉氏らから相談を持ちかけられる程に信頼され、時には内閣人事案を麻生副総理から預かった安倍総理に渡したり、
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安倍総理の衆院解散演説のリハーサルに付き合ったりもしたという。
週刊新潮による詩織さんの告発記事掲載についても、山口氏は北村滋内閣情報官に報告しようとしたなど
(週刊新潮にメールを誤送信したことで発覚、山口氏本人は否定)、記者としては問題がある程に安倍政権に近すぎる。
その山口氏を助けるため、安倍政権が関与したのか、否か−本件が単なる性犯罪というだけではなく疑獄である可能性も含め、
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真相が追及されなくてはならないだろう。