中略

 そのせいか、利用者の間で困惑の声が増えているのが、モンスター出品者だ。
トラブルがあっても平然と開き直ったり、相手に嫌がらせをしたりして苦情を追い払うトンデモ出品者を指すが、
「ヤフオク!」では、個人ではなく公認「ストア」として出ている事業者にもそんな連中が存在し、利用者を悩ませているという。

 先ごろトラブルになったのは鹿児島県の家具販売業者で、
「落札したモノとは別の商品が届いたのに、クレームをしたら評価欄で罵倒され、私の住所まで書かれてしまった」と購入者の女性。
取引後のレビューを確認させてもらうと、当初は業者から「とても良い取引ができました」と書いてあったのに、
クレームを受けた途端、「落札者が、外人のようで、日本語の理解ができてない」と一変。

 その後は「営業妨害をすると法的手段に訴えます」「この異常者め!!精神科に行ってるらしいじゃないか」とまで書いており、あげく落札者の住所が特定できるマンション名を記す始末。

その一部記述は、落札者が「ヤフオク!」側にしつこく要請することによって削除されたが、それ以上の対応はないままなのだという。

 実際、この業者に取材をしてみると「客が作り話をしている」「客がウソを言っている」の一点張り。
購入者からは実際に送られてきた商品を確認し、落札物とは違っていたのは確かなのだが、業者はそれを「証拠がない」と認めようとはしなかった。

 購入者によると「証拠としてその商品を送れとは言われたんですが、送料はこちらで払わなければならないというし、
はなからウソを言っていると決めつけられ、こんな業者にそのまま送り返したら証拠ごと隠蔽されかねないので返金が先だと伝えましたが、いまだ対応はない」という。

「それどころか、電話を何度もかけてきて『アホ!』と罵倒されました」(同・購入者)

 その一部は録音が残っていて聞かせてもらうと、とても客商売をしている者の対応とは思えない。

運営に問題も……ネットオークション「現金化問題」より深刻な「モンスター出品者」が増殖中!
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170527/Cyzo_201705_post_21853.html