蓮舫・民進がまたぞろ同じことをやっている 加計学園は「忖度」やら「文書」やらで森友の二重写しだ

 「内閣総辞職に値する内容ではないか」

 民進党の蓮舫代表は振り上げた拳をどうするのだろう。

 民進党は17日、学校法人「加計学園」(岡山市)の大学獣医学部新設計画で、文科省が作成したとされる記録文書を入手したとして政府を追及した。文書は内閣府が文科省に、「総理のご意向だと聞いている」と回答したとする内容。衆院文部科学委員会で民進党の玉木雄一郎氏が述べた。

 「大臣ご確認事項に対する内閣府の回答」と題する文書には、獣医学部の設置時期について「最短距離で規制改革を前提としたプロセスを踏んでおり、総理のご意向だと聞いている」と記載されていたという。

 民進党は同日、「戦略特区調査プロジェクトチーム」を開催、桜井充座長は韓国の朴槿恵前大統領を引き合いに「朴氏と一緒だ。首相を辞めるだけで済む問題ではなく、議員も辞めていただかなければいけない大きな問題だ」と批判した。

 蓮舫代表は翌18日、「官僚による究極の忖度があったと疑わざるをえない。内閣総辞職に値する内容ではないか」と述べ、事実関係次第では安倍晋三首相の進退が問われると批判した。

 ところが舌鋒鋭くこの問題を国会で追及している玉木氏は19日、フジテレビのニュース番組「ユアタイム」でこの問題について、俳優の別所哲也氏の追求に、「違法性ではありません」と明言するに至った。以下は抜粋。

 別所哲也氏「この文書が見つかって、民進党として何を論点にされようとされてるんですか」

 玉木氏「2015年の閣議決定違反が行われているかどうかです」「2015年6月30日に、閣議決定が行われて、特区で認めるけれども従来の大学では提供できないような教育をするというような4つの条件が付されてるんですね。それが満たされているのかどうかのこと」

 別所氏「何か違法性が発生するのか」

 玉木氏「いや、違法性ではありません」

 では何が問題なのだろう。

 18日付の朝日新聞の社説は「疑問に正面から答えよ」という見出しを掲げていたが、「民主主義国家の当たり前の原則が掘り崩されているのではないか。そう疑わせる問題が、朝日新聞が入手した文部科学省作成の文書で明らかになった」と自賛したうえで、「首相と政府の信頼に関わる重大な事態だ」などと書かれていたが、違法性など問題視する根拠が乏しい。

※続きます

http://www.sankei.com/smp/politics/news/170527/plt1705270013-s1.html