日経サイエンス  2017年7月号

特集:トランプVS科学
ネットで軽くなる「事実」の重み
長倉克枝(サイエンスライター)

「東京大学准教授の鳥海不二夫氏は、『人はもともと、自分にとって都合がいい,信じたい情報を信じる傾向がある。SNSはそういった情報だけを選択的に摂取できるメディアだ』と指摘する。
SNSのこうした特徴は、ニュースメディアとの相互作用によってさらに加速される。
ウェブニュースを配信するアプリケーションのアルゴリズムは多くの場合、ユーザーの意見の傾向を分析し、それに合った情報を流すように作られている。利用者が意図的に選択しなくても、自らの関心と志向に合うニュースばかり目に入ってくる仕組みになっている。」
(本文より)

http://www.nikkei-science.com/201707_050.html