池上彰が客観的に論評

ネトサポ「池上彰はチョン!」



同日午前、菅義偉官房長官は「どういう文書か。作成日時だとか、作成部局だとか明確になってないんじゃないか。通常、役所の文書はそういう文書じゃないと思う」と語ったそうです(18日付朝日朝刊)。官房長官は怪文書扱いしたのですね。不思議な対応です。

 本来、このような重大な事実を推測させる文書の存在が報道されたら、「重大な問題を提起している。早速事実関係を調べてみたい」と答えるべきなのではないでしょうか。
それが、怪文書扱いして調べようとしないのは、何か不都合なことがあるからではないかと思ってしまいます。

 この官房長官の記者会見でのコメントに、朝日は事実をもって反論します。18日付朝刊で、作成日時と「対応者」の4人の実名が書かれていると報じたのです。
 さあ、こうなったら、実名が記された人たちは、なんと答えるのか。朝日は19日付朝刊で伝えています。18日の国会答弁で、「わからない」「記憶はない」と繰り返したというのです。
 さらに20日付朝刊で、文科省が文書の存在を調べたが「存在は確認できなかった」と松野博一文科相が発表したと報じています。「個人が省内で使っているパソコンは調べなかった」というのです。