0649名無しさん@涙目です。(北海道)@無断転載は禁止 [US]
2017/05/21(日) 17:00:32.83ID:hsxoNFk70去年100円のりんごを100個売りGDPは10,000円だったとして、 今年はそのりんごを110円に値上げし同じく100個売ったとすれば今年の名目GDPは11,000円となりますが、
物価変動を除いた実質GDPでは10円の値上げは加味されませんから、去年と同じく100円のりんごを100個売った事になり10,000円のままなのです。
逆にりんごを90円に値下げし110個売った場合はどうなるのか?
この場合だと「90円×110円=9,900円」ですから名目GDPは1%のマイナス成長となりますが、実質GDPでは100円のままなので11,000円となり成長率は10%となるのです。
つまりインフレ下では実質より名目の成長率が上となり、デフレ下では名目より実質の成長率が上になります。
これは名目GDPから実質GDPを割って算出する付加価値の物価水準を示す指である「GDPデフレーター」でも求められます。