共産党は、憲法9条の改憲阻止に向けて党内に発足させた「闘争本部」の初会合を開き、志位委員長は、9条への自衛隊に関する条文の追加は海外での武力行使を無制限に可能することになるとして、党の総力を挙げて、改憲阻止に取り組む決意を示しました。

この中で、闘争本部の本部長を務める志位委員長は「安倍総理大臣は事もあろうに、憲法9条に自衛隊を明記する改憲を行い、2020年までに施行すると宣言した。これは自衛隊を憲法上追認をするだけにとどまらず、海外での武力行使を無制限に可能にすることが、いちばんの狙いであり、本質だ」と指摘しました。

そのうえで、志位氏は「日本の未来が懸かった大闘争になると考えており、改憲策動を絶対に阻止するために、党の総力を挙げて頑張り抜く」と述べ、改憲の阻止に向けた強い決意を示しました。

共産党は憲法9条の改憲阻止に向けて、国会論戦や街頭演説などで改憲の危険性を訴えるとともに、民進党などとの連携強化を進めていきたいとしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170516/k10010983541000.html
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