大正製薬ホールディングスの「リポビタンD」が不振だ。エナジードリンクブームに押され、売り上げはピークの半分以下に。
筋肉質の男性が危機的状況を打開するおなじみの「ファイトー、イッパーツ」のCMも、新しい層を取り込もうと、さわやか路線に変化している。

1962年発売のリポビタンDの売り上げは、2001年3月期の797億円をピークに、17年3月期は372億円に減った。
「レッドブル」などのエナジードリンクの人気が続いているからだ。

「ファイトー」と絶叫するCMは77年に始まった。だが、「汗と筋肉と危機的状況で表現する『がんばり』は時代に合わない」(上原健取締役)と、
昨年9月からユーチューバーらがさわやかに「ファイトー」と口にする形に変更した。

17年3月期の全体の売上高は、リポビタンDの不振などもあり前年比3・6%減の2797億円で3年連続の減収だった。ただ、
新CMは好調で、「手応えはある」(取締役)という。

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