◆バレーボール ▽大同生命SVリーグ 第9節第2日 名古屋 2(25―19、16―25、27―25、20―25、12―15)3 サントリー(8日、愛知・豊田合成記念体育館)

 ホームの名古屋が3―1で勝って迎えた一戦。昨季Vリーグ覇者で、今季リーグ4位のサントリーが、敵地で同3位の名古屋を2時間44分の激闘の末、フルセットで破り、今季11勝目(5敗)を挙げた。名古屋は連勝が11で止まり、5敗目(13勝)を喫した。サントリーで最多36得点と躍動したムセルスキーは超満員3290人の大声援に「アリガトウゴザイマス」と日本語で応えると「皆さん、楽しんでいただけましたか?」と熱戦を制して充実の表情を見せた。

 エース対決だった。サントリーはロシア代表で12年ロンドン五輪金メダルのムセルスキーが攻撃をけん引した。セットカウント1―2の第4セット、11―10の競り合いで強打を突き刺すと流れを引き寄せた。ライトから立て続けにスパイクを決めて、218センチのオポジットの勢いは止まらず、チーム最多36得点を挙げた。一方、201センチのオランダ代表エースで名古屋のニミルも得意のサーブからリズムに乗り、チーム最多36得点。両チームの得点源が最後まで譲らず、熱戦を演じきった。ムセルスキーは「(ニミルを)特別に意識はしなかった。試合に勝てるように全力を尽くした」とベテランらしく冷静に振り返った。

 次戦はリーグが一時中断し、全日本選手権(天皇杯、12日~22日、大阪・Asueアリーナ大阪)に臨む。

報知新聞社
12/9(月) 0:27配信 スポーツ報知
https://news.yahoo.co.jp/articles/5decffdd5d0e52c359898a7f3953a2a131a039a2
第1セット、得点をムセルスキー(左)と喜ぶサントリー・高橋藍(カメラ・頓所美代子)
https://news.yahoo.co.jp/articles/5decffdd5d0e52c359898a7f3953a2a131a039a2/images/000