◇パリ五輪第11日 バレーボール男子準々決勝 日本2―3イタリア(2024年8月5日 パリ南アリーナ)

 52年ぶりの五輪金メダルを目指す世界ランキング6位の日本は同2位で22年世界選手権王者のイタリアと準々決勝で対戦し、2―3(25―20、25―23、25―27、24―26、15―17)で逆転負け。1976年モントリオール大会以来48年ぶりの4強入りを逃した。2セット連取して迎えた第3セット、そして最終セットにもマッチポイントを握る場面があったが、あと1点届かず1次リーグを全体1位で通過した強敵に屈した。

 3本のサービスエースを含む22得点を挙げた西田有志は「仕方ないで終わらせてはいけないが」としながら、「このバレーをしていて負けるなら仕方ないというか、それだけ納得できる試合だった」と持てる力を出し切ったと語った。

 4年後のロサンゼルス五輪について聞かれると、「4年の中で数年は代表を休むと思う」と宣言。続けて「この7年、代表として戦い続けてきた。故障などもありながら、無理しながら来ているので」と理由を語った。

 まずは心身を休め、今度は一から自分を見つめ直していく。「代表にまた招集していただいた時には、替わりがいないレベルになるまで努力していくだけ」と決意を語った。
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